フルカラーの販促品を外注する時に大切なことは何か

フルカラーのバッグやTシャツ、タオルなどの販促品は、取引先や顧客、株主など多くのステークホルダーを対象に会社の記念日や社内イベント、販促活動など様々な場面で配布されています。相手方に良いイメージを持ってもらうには、デザインや素材、使い道などを考慮してノベルティ制作を行うことが不可欠です。

今回は、フルカラーの販促品を外注する際に特に重要な点を確認していきましょう。

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企業向けの販促品制作の実績がある業者を見つけよう

自社の関係者に喜んでもらえるフルカラーの販促品を制作するには、業界を問わず多くの企業への納品実績がある業者を選ぶことがとても大切です。販促品の制作に特化した業者の中には、ウェブサイト上に過去に納品した販促品の一例を写真付きで紹介したり、受注可能な販促品の種類を詳しく記載したりしているところもあります。

販促品の制作をどの業者に依頼すれば良いか悩んでいる時は、様々な手段で情報発信をしている業者を候補に入れるのがおすすめです。業者によっては、新しく販促品の制作を希望する企業に対してサンプル品の提供や無料相談の対応を行っているところもあります。

そこで、販促品の品質やコストに妥協をしたくない時は、ためらわずに気になる業者とコンタクトを取るようにしましょう。デザインから製作まで全ての工程を自社のオフィスや工場で行っている業者は、時期によらず質の高い販促品を制作できるとあって、業種によらず多くの経営者や各部署の責任者の間で関心が集まっています。

こうした業者に販促品の制作を依頼する際は、時期によって各地から多くの問い合わせが来るため、納品が遅れないように余裕を持ってメールや電話で打ち合わせをすることが大事です。

なお、同じ種類の販促品であっても、業者によって指定できる素材やサイズ、カラーなどに違いが見られます。納品時に後悔しないよう、時間の許す限り業者ごとの資料に目を通して、条件に合うところと契約を結ぶよう心がけましょう。

低価格でたくさんのノベルティを用意したい時は大ロット生産を依頼しよう

フルカラーの販促品の制作に必要な費用は業者によって異なりますが、一度に発注をする数が多いほど単価が安くなるシステムを採用しているところが目立ちます。新商品のプロモーション活動や顧客を集めてのイベントのためにたくさんの販促品が必要な時は、大ロット生産をしている業者にお世話になるのがおすすめです。

こうした業者では、リーズナブルな料金でありながら、短期間で千個を超える大量のノベルティを制作できるのが大きな魅力と言えます。大ロット生産が可能な販促品の種類は、それぞれの業者の規模や従業員数、生産設備などに大きく左右されるため、しっかりと興味のある業者の事情を把握することが大切です。

最近では、大ロットで販促品の制作をする場合にかかる費用について、ネット上でシミュレーションができる業者も増えているので、契約前に具体的なコストの計算をしてみましょう。取引先や顧客の数が多い大企業に選ばれている業者の中には、リピーター向けに大ロットの販促品の制作の専用窓口を設けたり、価格交渉を受け付けたりしているところもあります。

そのため、定期的に新しい販促品の制作を依頼したいのであれば、個別対応に力を入れている業者を探すのがポイントです。

デザインや品質にこだわるなら小ロット生産を検討しよう

フルカラーの販促品を使って長い付き合いのある取引先や常連客に感謝の気持ちを伝えたい場合は、小ロット生産を受け付けている業者に目を向けましょう。小ロット生産は、一度に生産をする数が限られるためコストが高額になりがちですが、大ロット生産と比べてデザインや品質など様々な点にこだわることができます。

業者によっては、様々なニーズを抱える企業に対応しようと、一点から販促品の制作を請け負っているところもあります。そうした中、長く使ってもらえる販促品を用意する上で、早い時期から小ロット生産を得意とする業者の取り組みをよく理解することが大事です。

販促品の小ロット生産に力を入れている業者においては、制作を開始する前に仕上がりのイメージ画像を顧客側に配布したり、ミスマッチが生じないようベテランの担当者が相談に乗ったりと、様々な形でサポートが行われています。

販促品を小ロット生産すべきか悩んでいる場合は、初回のみお試し価格で制作が可能なところや、仕上がりに満足できなかった場合に一部の返金をしてくれるところを選ぶのがおすすめです。

無料で豊富な種類のデザインテンプレートを使えるか確認しよう

販促品のデザインを一から考えるのが面倒であれば、全ての希望者に対してフルカラーのデザインテンプレートを無料で提供している業者を探しましょう。例えば、カラーや模様、文字、レイアウトなど豊富な種類のデザインテンプレートを用意している業者は、初めて本格的な販促品の制作をする企業にとっても頼れる存在となっています。

デザインテンプレートを上手く活用するには、大きな画面で作業を行うことや、基本的な機能の使い方を覚えることが大切です。販促品の制作の専門業者の中には、自社のサイトやブログを通じてデザインテンプレートの活用術を紹介しているところもあるので、時間を見つけて役立つ情報を集めましょう。

コスト節約をするなら割引キャンペーンやクーポンを利用しよう

販促品の制作のコストをなるべく節約したい場合には、割引キャンペーンを利用するのもおすすめです。大手の業者の中には、決算期の前に百個や千個などまとまった数の販促品の制作の発注をした顧客を対象に割引価格を適用しているところも珍しくありません。

また、団扇やマフラーなど季節限定の販促品については、シーズンの終わりに在庫処分を兼ねてセール価格で受注する業者もあります。

特にキャンペーンが行われていない時期であっても、新規で契約をする場合は、販促品の種類によって割引クーポンを使えることもあります。クーポンを賢く利用するには、少なくとも二つ以上の業者の割引率や、割引の条件など大事な点を確認しましょう。

その他、クーポンの配布期間中は、各地の企業から依頼件数が増加する傾向があり、通常よりも納品までに時間を要するケースも見られます。そのため、クーポンを使って販促品の制作を依頼する際は、前もっておおよその納品の日程について担当者に尋ねることが大切です。

希望通りにフルカラーの販促品を制作するために重要なことは

フルカラーの販促品の制作を外注したい時は、多くの企業と取引がある業者の資料に目を通して、過去の実績やコスト、納期といったポイントを把握した上で契約手続きをすることが肝心です。また、販促品を配布するシーンや相手の人数、立場などを考慮して、大ロット生産と小ロット生産のどちらが良いか検討することも大切です。